生命倫理本の書評

この前の日曜日の日本経済新聞の書評欄に森岡正博さんによる生命倫理に関する最近出版された3冊の本の書評が載っていました。
ご本人がブログに転載しておられます。 感じない男ブログ – 『医療倫理』『日本の生命倫理』『入門・医療倫理2』

 と同時に、そこで問われていない大問題があることもまた明瞭である。それは日本の生命倫理が具体的場面で訴えてきたところの、生と死の現場において人はいかに「生きる意味」を見出していけばいいのかという問題、そして、障害者、難病者、高齢者らの立場からいかにこの社会の「健康至上主義」を解体していけばよいのかという問題である。  生命倫理は、宿命的に二つの課題を背負っている。現場に役立つ道具立てを提供すること、そして生命を見る新たな視点を生み出すことである。  生きていくなかで、人々がふと考えてしまう、「よく生きるとは何か」「後悔なく死んでいくとはどのようなことか」という問いに、正面から答えることのできる学に成長すべきだ。

医療もヒトがよりよく生きるための道具立てなのですが…
紹介されているのは以下の三冊です。
医療倫理
日本の生命倫理―回顧と展望
入門・医療倫理 (2)

Similar Posts: