“今日から実践できるレミフェンタニル麻酔”

今日から実践できるレミフェンタニル麻酔
読んでみました。
三章構成です。第一章はレミフェンタニルの基本的な情報第二章副作用や術後鎮痛への配慮第三章で症例検討となっています”ポイント、注意点、こつ、ノウハウなど”というセクションで使用法の考察が行われていて参考になります。導入、維持、覚醒・術後覚醒に分かれているのでそれぞれでポイントが記述されています。麻酔法の解題といった趣旨なのだと思います。妥当しないと思うものもありますがそれはぼくの考えであって、他の人の考えを知ることができ有益だと思います。失敗麻酔の解析が収録されていないのが不満ですが,こういった成書の限界かもしれません。第一章、第二章は製薬会社のパンフレットを読めばそれで十分というような気はします。ここしばらくレミフェンタニルを使ってみて,一定以上の経験のある麻酔科医にとってレミフェンタニルはとても使いやすい麻薬だと思いました。おそらく基本的なことさえ学べば、ある程度手探りでも十分使いこなせると思います。す。そのためにも時間があれば、こういった本を読むか、そこそこで開催されているレミフェンタニルの講演会を一回聴けばいいのではないかと思いました。

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