硬麻本

瀧野善夫先生の
硬膜外麻酔―MLA(Modified Laminar Approach)による穿刺と麻酔管理に続く第二段目の硬膜外麻酔本
胸部硬膜外麻酔―ビジュアルに解説するMLA(Modified Laminar Approach)が出版されていました。
読みましたというより一回目を通しました。

4部構成で手技に関するのは1部だけです。第二部は”実績報告”です。成功率とか手技にかかった時間などの統計が出ていますがこれは麻酔科医全体に適応できるわけではありませんので読み飛ばしても問題はありません。
第三ぶと第四部はそれぞれ”どのように効かせるか”追録:硬膜外麻酔への提言”と題されていて硬膜外麻酔の蘊蓄がまさに”語られています”。
よい意味での硬麻オタクの著者の面目躍如です。

前著を持っている人は新著をMLA(modified laminar approach)法を学ぶ目的で”購入”する必要は必ずしもないと思いますが、前著を持っていない、まだMLA法を採用していない麻酔科医は新著を読み込む方がわかりやすいと思います。手技の概要を手っ取り早く概観したい人は前著を読むより今回の第一部を読む方が効率が高く瀧野先生の、MLA法を学ぶことができます。

胸部硬膜外麻酔―ビジュアルに解説するMLA(Modified Laminar Approach)

硬膜外麻酔―MLA(Modified Laminar Approach)による穿刺と麻酔管理

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